
ゴキブリも嫌いすぎるので、姿を想像するような描写はしないとここに誓う。
とはいえ、私はゴキブリよりも電話が嫌いだ。ゴキブリのことは世間一般の人と同じくらい、もしくはそれ以上にあの虫のことは気持ち悪いと思っている。でも、それ以上に電話が嫌いすぎる。
**もう嫌いすぎてこんなものを開発したグラハム・ベルを恨みたいくらいだ。**ちなみに何の因果はわたしはグラハム・ベルと誕生日が同じである。こんなに電話が嫌いなのに何のギャグでしょうか。
一応会社員も6年くらいしていたし、何ならテレアポも経験したから電話は問題なくできる。でも慣れることやできることと好き嫌いは別だ。本当に嫌いすぎる。正確にいうと、突然かかってくる電話が嫌いだ。
突然の電話が嫌いな理由のひとつは、あの暴力的な強制力だ。
メールなら自分のタイミングでメッセージを受け取ることができるのに対し、**電話は有無を言わさずその場で出ることを強要してくる。**仕事にめちゃくちゃ集中してたり、面白い小説の世界に没頭している時にかかってこようものなら最悪だ。
出ないという選択もできるけど、電話が鳴ったというだけでもう集中とはさようならだ。返してほしい、かかってくる前の集中力。
しかもメールなら読んだり返信したりするのを途中でやめられるのに、**電話は中断できない。取ったらそれが最後。**終点まで強制乗車だ。
その上に出るまでその電話が終わるまでどのくらい時間がかかって、自分がどの程度拘束されるかもわからない。ギャンブルすぎませんか???
あとそれに関連すると、取ってみるまで何が起きるかもわからないところも苦手だ。何が書いてあるのかわからないのはメールもそうだけど、メールの場合は「これやばいな」と思ったら一旦落ち着いてから返事ができるけれど、電話はその時勝負すぎる。
**メールがきちんと体制を整えて決まった日に行われる決闘なら、電話は無防備に街を歩いている時に突然始まるバトルロワイヤルだ。**むりすぎ。なんて暴力的。電話がこわいという最近の新入社員の気持ち、とてもとてもよくわかる。
最初の話に戻ると、**ゴキブリはめちゃくちゃ気持ち悪いけど、わたしの自由を強制的には奪ってこないし、わたしの計画を乱してこない。**それに強力なゴキブリ除けの薬を使えば全然遭遇しなくなる。
余談だが、実際にわたしは記憶にある限りここ10数年くらいで一度しか見ていないし、その時はちょうど駆除剤を切らしたまま放置していたタイミングだった。こうしていくらでも避けることができる点において、神出鬼没の電話とは脅威度が全然違うのだ。
こんなにも嫌っている電話を「絶対いやだろうな〜ごめんなさい」と思いながら相手にかける仕事をしていたせいで、電話が嫌いだということについて考えすぎてさらに嫌いになった節もあるので、嫌いなものに触れるのはほんとうによくないなと思う。できるだけ避けるべきだ。
ここまで電話への呪詛を書いてきたけど、ちゃんと予定を決めてやる長電話とかzoomは普通に楽しくて好きなので、「こいつにはテキスト以外でコミュニケーション取ったらダメだ!」とか思わずにこれからもみなさん仲良くしてください。