
もうすぐ2022年も半分が終わる。この半年もそれなりに本を読んだ。ザっと読書記録を見てみると、人間の思考形成や言語・文章に関する本が多く、進化心理学にハマりかけていた2021年の下半期とは方向性が違ったラインナップになっていて、自覚はしていたけれども、自分の興味関心の推移が本からも感じられて面白いなあと思ったりした。
で、せっかくなので特によかった本を3つほどまとめておこうと思い、このnoteを書いている。(ちなみに3/69です)
序文で思考形成や言語の本をたくさん読んだと言っておきながら、全然関係ない本からスタートするのもどうかと思ったけれど(タイトルも過激めだし)、この本は本当にすごく面白かった。
以前から「資本主義しんどくない?」とか「行き過ぎた商業主義一生好きになれない」とかいろいろ思うところはあって、でも社会主義はソ連とか見てるともう無理じゃん……的な現行の資本主義への問題意識と社会主義へのアレルギーが混じったような気持ちを持っていた。
でも勉強しないでアレルギー発動するのは間違ってるし、一回マルクス読む?でも結局どこも上手くいってないのはやっぱり無理なんじゃないかとかうだうだ考えているときに、本屋さんで見つけたのがこの本。
前置きが長くなったが、この本は一言で言うとフェミニズム×社会主義。 著者は旧東側の国で社会主義が崩壊して資本主義へ移行したことが社会にどう影響を与えたのかを研究しているらしい。
この本を読む以前のわたしの中では、社会主義に対する暗いイメージが圧倒的に強く、社会主義の時の方が暮らしやすいとか幸福度が高いとかそんなことは考えられなかった。
でもこの本をきっかけに社会主義のよかった点に触れ、社会主義と独裁を結び付けすぎていたこととか、心理的な抵抗を持ちすぎていたことに気付くことができて、アレルギーが少しは緩和されたような気がしている。ちゃんと勉強したいと思えているし大きな進歩。
大事なのは何主義とかではなくて、フラットな目で過去の物事を見てよいところを活用して悪いところを直していこうという姿勢だとこの本が気付かせてくれた。
そして、ポスト資本主義的な思想には何度か触れてきたけれど、フェミニズムの目線から見たものは初めてだったので、その点もとても新鮮だった。女性やフェミニズムに関心のある人だけでなく、ポスト資本主義や社会主義に関心のある人にはおすすめしたい本だった。
あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない amzn.to
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ビジネスの場面でも重要視されている論理的思考。 だが、論理的思考は実は万国共通ではなく、日本で論理的だと言われるレポートでも、フランスなど別の国では論理的でないと辛い採点が返ってくることがあるという。
そんな論理的思考が、どのように形成されるのかをフランスを例に取り上げて論じたのがこの本である。
ちなみに論理的とは、この本では下記のように説明されていた。